2017年2月3日金曜日

日の丸ヒコーキ

なにやら堅い話ばかりのブログだと思われているので、少し趣味の話を書いてみます。というのも、私が勝手に「熊本の師匠」とおよびしているブログ主がこちらを覗かれるそうなので、恥ずかしながら飛行機プラモデルの話を書こうと思った訳です。

昔から趣味は結構いろいろありまして、たとえばバンド活動(今でもベース弾きです。少なくともそのつもりです。)居合のような古武術、阿波踊り、ファンラン、写真、美術鑑賞、民俗学研究、神社仏閣巡りなどなどですが、仕事や子供に恵まれたことなどでさっぱりできていません。そんな中、「熊本の師匠」のサイトを見たり、「永遠の0」を読んだりした結果、「そうだ!中学生ぐらいまではプラモデルが好きだった!零戦作りたい!」という思いが復活し、忘れもしない娘が生まれる直前の2013年9月、衝動的にハセガワ社の「1/48 零式艦上戦闘機11/21型」を購入して作り始めました。10月の出産予定日に間に合わせようとガンバリまして(結果間に合いませんでしたが)完成させました。女房も一緒に映画『永遠の0』を鑑賞したこともあって、とりあえず理解してくれてそれから常時何かを製作しているという状態で今に至ります。

いくつか例外はあるものの、作る模型は「第二次世界大戦期の日本の飛行機」ばっかりです。どういう訳だか子供のころから大好きでして、戦闘機に限らず、爆撃機や攻撃機、偵察機でも日の丸がついていれば、なんでも作ります。ごく稀に日本と干戈を交えた米軍機や技術的に面白いドイツ機なども作りますが、思い入れが少ないので、どうしても塗装方法や製作方法の実験のためという感じになり、すぐに日本機に戻ってきます。

ご興味のある方向けにこれまで作ってきた飛行機のプラモデルを(恥を忍んで)晒してみようと思います。

■零式艦上戦闘機二一型(ハセガワ 1/48)
記念すべき出戻り一作目です。零戦と言えば「これ」かなと。スプレー缶と筆塗りで作りましたが、今見るとヒドイ出来ですな。塗料が厚すぎる、ハゲチョロが適当すぎる、工作が雑すぎる、窓枠が汚いなど粗だらけです。ともあれ、これが完成したのでプラモデルの趣味が復活した訳で、その意味では「記念すべき」なんでしょうね。やっぱり。


■一式戦闘機「隼」二型(ファインモールド 1/48)
海軍の零戦を作ったら、陸軍の隼を作らないとという理由で作ったのがこれです。銀塗装の難しさを思い知りましたね。なんだかアルミ(ジュラルミン)が痛んだ風になっていますが、実際には研ぎ出しに失敗して下地が出てしまっているだけです。ファインモールド社の隼は素敵な形状なので、再度挑戦したい機体です。



■零式艦上戦闘機五二型(タミヤ1/48)
映画『永遠の0』を観た友人から、是非主人公の宮部機を!という声がでました。で、タミヤ社も新金型で1/48の零戦を映画とタイアップして発売したので乗ったというものです。暫くは1/48のキットとしては決定版でしょう。精密さもそうですし、部品の刷り合わせも完璧で腕が伴わないのが悲しい、タミヤ社の実力を実感できるキットでした。リクエストをいただいた方に貰っていただけた機体です。同じシリーズのニニ型はまだ買ってもいないので、そのうち作りたいと思っています。いつになるやら。


■局地戦闘機紫電一一型(ハセガワ1/48)
妻の実家の傍にあった谷田部海軍航空隊所属機を作ったら、義理の父の部屋あたりに飾ってもらえるかなと思い製作した機体です。この紫電あたりから、ようやく「それらしい」塗装やウェザリングができるようになってきたようで、Facebookでも褒めてもらえるように。下手なりに多少の進歩を実感したような気がする機体です。過分にも妻の実家でガラスケースの中に飾って頂いています。


■二式単座戦闘機二型乙(ハセガワ1/48)
松本零士氏の「戦場まんがシリーズ」にあるこの戦闘機の出てくる「成層圏戦闘機」が大好きでした。靖国神社を参拝した折、遊就館で写真集を見つけてしまい、これは作らねばならないということで製作しました。初めてリベットを打った思い出深いキットです。娘が生まれたので「鐘馗」という愛称を持つ、この機体に守ってもらおうと、我が家の飾り棚で上空をにらんでおります。これについては尾翼マークが「赤」の可能性が高いようで、機会があればまた同じ70戦隊の吉田機で作りたいと思っています。


■九七式艦上攻撃機一二型(ハセガワ1/48)
ハワイへ家族旅行を計画した際、「それなら真珠湾だ、アリゾナメモリアルだ」と一人で勝手に盛り上がり、真珠湾攻撃の総指揮をとった淵田中佐機をということで、作ったのがこのキットです。大口径砲を持つ戦艦が魚雷を抱えた飛行機の前に無力であることを証明した機体なので、魚雷を抱えさせたかったのですが、史実として爆弾を抱えていたので、泣く泣く爆弾を抱えさせたものです。大型機なのでリベットが大変でした。出来は・・・まだまだですね。


■ヴォートF4Uコルセア(タミヤ1/48)
近所の昔からある文房具屋兼プラモデル屋のご主人が店をたたむということで、全ての商品を半額で売っていました。そこで1/48のめぼしいモデルをまとめ買いしたものの内の一つです。同じ時期に行きつけのプラモデル屋に好意で譲っていただいたタミヤの缶スプレー「ネイビーブルー」を使える機体ということでチョイスしたのがこれです。特に思い入れもないのでリベットレス。ただ日本機と比べて足回りが特に「よくできているなあ」という印象。プロペラも大きく、なかなか飾り映えするキットです。ディズニーのプレーンズにも登場したので、いつか甥っ子あたりが欲しいと言ってくれないかなと。


■局地戦闘機紫電二一型(ハセガワ1/48)
出張で松山に行く機会があり、松山=343空=紫電改=菅野大尉と考えて製作したキットです。インスタグラムのメジャーなアカウントに取り上げてもらい、いくつかのSNSグループに参加する切欠になった作例になりました。紫電同様、妻の実家で分不相応に飾っていただいています。ともあれ、取り敢えず平筆を使った筆塗り暗緑色なら、まあこのぐらいは作れるという自信がつき始めた時期です。とはいえ、超有名機なので、作例も多く
まだまだなのですが。


■二式複座戦闘機 丁型(ハセガワ1/48)
筆塗りで迷彩を再現というテーマで作成したものです。もともと飛行機にハマる切欠となった書籍が元パイロットの親戚にもらったサンケイ出版の「屠龍」という本だったので非常に思い入れのある機体でして、「丁寧に丁寧に」制作しました。その割にいつもとレベルは変わらないのですが。鍾馗と共に我が家の飾り棚の上で魔除けとなっています。


■局地戦闘機雷電二一型(タミヤ1/48)
田中式筆塗りというデカール(スライドマーク)やエアブラシを一切使わず、極細の面相筆だけで塗装する技術を知り、その練習として制作しました。キットは40年前に発売された古いものなので部品点数も少なく、リベット打ちの後は塗装に没頭できました。日の丸も含めて全て筆塗りです。作例の出来はともかく、新しいスキルを身につけられた作例となったと思っています。



ちなみに今はMe262を作成中です。
熊本の師匠、皆様いかがでしょうか??



2 件のコメント:

  1. どうもです。熊本のoniでございます。早速拝見させていただきました。製作数が増えるに従って、着実に腕が上がってるのが良く判ります。私自身、出戻った頃の出来は、それはもう悲惨な有様でありまして、お恥ずかしい限りにて、過去記事読まれると冷や汗が出ます(笑)。こればかりは、やはり「数をこなす」事が上達への早道ではないかと・・・・。とは言いつつも、今でも結構いい加減な物作ってますけどねぇ・・・・。

    Swordsmanさんと私とは全く違う職種にて(私は時代の速さについていけず、その姿に悲哀が出てるらしい(同僚談)しがない田舎のサラリーマンです)、難しいお仕事されてるんだなぁ・・・って思いましたが、趣味は共通している様で、何か嬉しいです(笑)。今後共よろしくお願い致します。Me262、頑張って下さいませ。(・∀・)ナイス!

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    1. Oni様ありがとうございます。
      お目汚しではございますが、師匠に見ていただけて感激でございます。ここまで、今制作中のメッサーも含め、とりあえず納得が行ったという作例を作れていません。毎回毎回どこか一箇所(以上)は必ず、アラが出てしまいます。日々是精進ということで気長に続けていきたいと思います。メッサーが終わったら、また日の丸に戻ります。
      コメント、本当にありがとうございました。

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