2020年5月25日月曜日

FW190 A-3

プラモデル制作記です。

在宅勤務も2か月目。物置と化していた書斎を片付け、仕事場兼作業部屋として復活させました。すっかり離れていたプラモデル制作も、片付けた作業部屋で再開し、復帰第一作はタミヤの新金型によるスピットファイアMk.Ⅰでした。前回記したようにスピットファイアの製作テーマは「さっさと完成させる」ことであり、裏目標としては「エアブラシの練習をする」という事でした。
プラモデルを再開してから結構長く筆塗りしかしていなかったのと、エアブラシを購入してから多忙になってしまったこともあって、まだまだ手の内に入ったとは言い難いエアブラシです。こればかりは作業をこなしていく他に上達の道はありません。しかし、思い入れのある機体(日本機や妻にもらったもの)だと、資料を集めたり、リベットを打ったり、ディテールアップをしたりと、どうしてもなかなか進捗しません。そこで、割り切って前回同様、部屋の片隅に積み上がった「積み(罪)キット」から、思い入れなどない外国機をチョイス、粗製乱造など気にせず、ともかく「完成させること」「エアブラシ(マスキングと塗装)を手の内に入れる」ことを2020年のテーマとして手を動かすこととしました。とは言え趣味の世界。いつなん時どうしても「零戦が作りたい!」となるかもしれませんが。

さて、今回はタミヤの1/48「フォッケウルフFW190 A-3」です。以前Me262を制作したので、ドイツ空軍特有のグレーバイオレット等の「グレーXX」「XXグレー」は塗料の在庫があること、スピットファイアで水冷機を作ったので、空冷機を作りたかったこと、迷彩塗装だけれど難しすぎないことあたりが理由です。

早速始めましょう。
今回も作って塗るだけです。資料は世傑で十分でしょう。
定石通りコクピットから。新金型のスピットファイアを作った後だと寂しい感じですが、まあ普通のコクピットです。シートベルトは老眼と戦いながら、ファインモールドのナノアヴィエーションを使いました。細かすぎて塗り分けが大変です。色鉛筆は単なる比較用です。ちょうど娘がお絵かきしていたので、拝借しただけです。

基本的にはグレーの機体ですが、発色の悪い「黄色」の箇所があるので、下地に白を吹いてみます。今回はサーフェーサーなしです。それにしても、このピトー管やら機関砲やらを折らずに完成させることはできるのでしょうか。主翼下面と一体成型されています。アフタパーツを買う気もないので、気を付けて作業します。

下地をつや消し白で塗装し、黄色を数回に分けて吹きました。まあこんなものでしょう。
降着装置の格納部など、マスキングをこなしながら、下面をライトブルーで塗装。前回のMe262でも思いましたが、どうも明るすぎる気がするので、後でトーンを落とします。
基本塗装をエアブラシで拭いてから、筆でモットリングを書いてみます。なかなか細吹きができず、このあたり慣れた筆に頼ってしまいましたが、当然厚みもムラも全然違います。トーン落しの時にどうにかごまかせるか…
この鶏デカールを含め、デカールを貼ります。やはり、イメージよりもトーンが明るすぎる気がします。キャノピーのマスキングは直線的かつ窓枠も少ないのでラクチンです。さすが機械の国。工業力は高い。
光沢のスモークを吹きます。スミ入れに備えてツルツルにするためです。半艶とデカールによる段差をツライチにするため、少し多めに吹きました。
というわけで、激落ちくんで水磨ぎをして、タミヤの墨入れ塗料で墨入れし、小物を付けたら完成です。アンテナ線は今回も省略。コレクションケースの購入を検討しており、それが設置されてから張ってみようと考えています。どうしてもアンテナ線があると埃が取りにくくなるためです。また翼と一体成型されている機銃も、折れそうで今回は開口しませんでした。単なる手抜きですね。

5月3日に作業開始してから、GW中とは言え、5月6日に完成しました。過去最短です。タミヤキットの精度があってこそですが。スモーク+激落ちくんというパターンで、とりあえず筆とエアブラシのチグハグさはごまかせました。
このウォークラインのデカールは途中で切れてしまいました。長いデカールは難しい。仕方がないので、「ガンダムマーカー」の白で書き足しましたが、線が寄れてしまいました。ピトー管の類は奇跡的に折れずに完成を迎えました。これは別の部品にして欲しいですが、真鍮線か何かで置き換えなさいという事なのかもしれませんが…

そしてチョンボの告白。主翼上面の国籍マークの位置が左右で違います。右が正しい位置。「あ!」と気が付いた時にはデカールは定着してしまった後でした。リカバリを考えましたが、あきらめてそのままです。何しろ「完成」がテーマなので、あきらめも肝心。実は前回のMe262でも同じことをしています。成長しないというかなんというか。

というわけで正味三日。粗製乱造第二弾でした。しばらく粗製乱造が続きます。まだFw190の在庫はまだあるのですが、D-9という水冷式なので、水冷式が作りたくなったらやりましょう。

次はジェット機です。

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